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レポート

(報告)「マーケティングシステム活用研究会」第7回(2021/12/14)

(研究会リーダー 株式会社ECマーケティング人財育成 石田麻琴)

JDMC研究会7「マーケティングシステム活用研究会」は12月14日に今期第七回の研究会をオンラインで開催した。今期のテーマは前期に引き続き「データ活用人材の育成プログラム作成」。今期の研究会活動は複数チームが各々の担当を決め議論を進めていく。第七回の研究会も前回に引き続き、「各チーム内での役割分担と要件項目の整理、解説」。

◆要件項目と解説のブラッシュアップ

今回の研究会は前回に引き続き「データ活用人材の育成プログラム」について、その「要件項目を整理し、解説文を入力する」こと。前回の研究会である程度の入力が終わっているチームについては、チーム内の各々で内容を見返しながらレビューする、という形で作業を進めていった。

前回の研究会レポートでも紹介した、個々人のおこなう作業は以下のとおり。

(1)赤字と意見が入っている別チームからの指摘を読み、理解する。
(2)自分の分担された要件項目を整理する。要件項目のタイトルを「~のスキル」という表現に変更する。
(3)その要件項目についての解説を80文字~150文字程度で記入する。

今回の研究会レポートでは、「データ活用人材の育成プログラム」の要件項目として実際に上がったものと、そのサンプルコメントについていくつか紹介をする。


【大項目】ミッションの理解
【中項目】経営方針、経営課題を具体化するスキル
【サンプルコメント】データ分析などプロジェクトを進めるにあたり、周囲の関係者と共通認識が取れるように経営方針及び経営課題を文章化して周囲との確認を行う。その作成プロセスを通じて確認した文章内容に周囲が合意することがプロジェクトを進める上で重要となる。

【大項目】ミッションの理解
【中項目】市場理解を深めるスキル
【サンプルコメント】経営課題を理解する上では、市場の理解・自社の理解・競合の理解を行う必要がある。必要に応じてプロジェクトを進める上で外部のリサーチデータを活用する場合や、事前に顧客アンケートを実施することなどを行う場合がある。

【大項目】因果関係の整理と再現性の気づき
【中項目】プレゼン資料の作成とビジュアライズ化のスキル
【サンプルコメント】ビジネスアイデアや提案を社内のメンバーもしくは社外の取引先・関係者に伝えるため、プレゼンテーション資料を作成し、ビジュアルとしてアイデアや提案をイメージさせることで、メンバーの認識を揃えることができること。

上記のような内容を研究会メンバーで9つの大項目と約100の中項目について入力していった。ひとまず年内の活動としてはここまで。研究会メンバー全員でおこなった作業であるが故、文章の体裁や粒度感のズレがあるため、新年1月はリーダー・サブリーダー陣で「データ活用人材の育成プログラム・要件項目」についての内容整理をおこない、そして新年2月に研究会メンバー共有のための研究会を開催するという流れになる。

(履歴)

第6回(2021/11/24)
https://japan-dmc.org/?p=15464
第5回(2021/10/27)
https://japan-dmc.org/?p=15187
第4回(2021/9/29)
https://japan-dmc.org/?p=14685
第3回(2021/8/25)
https://japan-dmc.org/?p=14544
第2回(2021/7/28)
https://japan-dmc.org/?p=14480
第1回(2021/6/17)
https://japan-dmc.org/?p=14220

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