ご挨拶
日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)は、2011年4月の設立から12年目を迎えました。
昨今のデジタル変革の潮流の中、データドリブンな意思決定を行いたいと考える企業経営者は確実に増えており、With コロナ時代ならではのデータ活用のニーズが顕著になるなか、「データを活用して日本をより元気にする」というJDMC の理念がこれまでにも増して必要とされてきていると実感いたします。
人工知能(AI)やデジタルツインなどデータ活用技術の進歩は著しいですが、今や経営資源の一つとなったデータを、目的に沿って活用できる状態に維持するデータマネジメントの重要性は、いつの時代もかわりません。
一方、データを正しく活用するためには、企業の共通言語として、正しく永続的に鮮度を保った状態でデータを維持管理するデータマネジメントが重要であり、そのためには、組織や事業を横断した組織変革や人材育成を含むさまざまな活動とそれを支える仕組みが求められています。
日本データマネジメント・コンソーシアムでは、設立当初より真にデータを活用し企業の国際競争力に貢献することを目指し、会員企業が自らの枠を超えて積極的にデータマネジメントの普及に向けた活動を行っていただける場の提供とデータ活用のための様々な情報発信を行って参りました。具体的には以下のような活動を行っています。
<活動内容>
・データマネジメントに関する各種研究会活動、コミュニティ活動
・会員企業が組織の枠を超えて集う定例セミナー、年次カンファレンス、交流会活動
・表彰制度の運営、情報発信・出版事業、他団体との連携企画、など
参加の企業および個人の皆様には、組織や役割の壁を越えたオープンな議論や情報交換の場としてご活用いただくとともに、データマネジメントの発展に向けて活動いただけることと思います。引き続き引き続き本コンソーシアムへのご指導、ご鞭撻賜りますと共に、より多くの企業および個人の皆様にご参加いただけることを願っております。
一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム会長 栗島 聡