(研究会リーダー 株式会社ECマーケティング人財育成 石田麻琴)
JDMC研究会7「マーケティングシステム活用研究会」は10月27日に今期第五回の研究会をオンラインで開催した。今期のテーマは前期に引き続き「データ活用人材の育成プログラム作成」。今期の研究会活動は複数チームが各々の担当をきめ議論を進めていく。第五回の研究会は前回に続き「各チームの要件の確認」。
◆データ活用人材の育成プログラムのペルソナとは
前回に続いてのABチーム、CDチームの「各チームの要件の確認」をおこなう前に、研究会メンバーからも意見があがっていた「データ活用人材の育成プログラムが対象とする人物像(ペルソナ)」についての議論をおこなった。データ活用人材の要件の洗い出しをする際、「このプログラムはどのような人を対象にするのかを明文化したい」という要望があがっていたからだ。
こちらのペルソナ案については、マーケティングシステム活用研究会のサブリーダーである仲谷氏が原案を作成してくれた。その一端をここで紹介する。
【属性・スキル】
- 新卒入社7年目。所属は入社以来一貫してユーザー部門。職務経歴は、エンジニア3年+営業職を3年=計6年
- Excelは使いこなしている(関数もある程度使えるレベル)
- 社内システムや、社内標準のBIツールも使いこなしている(マニュアル等を参照して、業務で求められる分析作業はできているというレベル)
【立場・シチュエーション】
- DXが経営テーマとなった。全社横断のDX取り組みを推進する部門「DX推進部」が立ち上がった
- そこへの異動が決まったばかり。最初の3か月は見習い期間として自由に動ける
【役割・ミッション】
- 「DX推進部」に課せられたミッション
○ 「社内にあるデータを活用して、業務改善を爆速で実現せよ、まずは1年以内に成功事例を10個作りなさい」
このペルソナ案について「有しているスキルだけではなく、足りないスキルは何か?」など意見もあり、多少のブラッシュアップが必要になるとはいえ、育成プログラムのペルソナが「個人」であることは研究会メンバーでも認識統一ができた。(以前はチーム?という意見もあった)
◆「各チームの要件の確認」と今後のスケジュール
ペルソナの議論の後、前回に引き続きABチームがCDチームの作成した要件案を確認し赤字を入れ、CDチームがABチームの作成した要件案を確認し赤字を入れるという作業をチームに分かれておこなった。今回の研究会で「お互いのチームの要件の確認」はほぼ完了させることができた。
今期のマーケティングシステム活用研究会は11月、12月と2月の基本的には残り3回とした、3月のJDMCカンファレンスと成果発表に向けて1月はリーダー・サブリーダー陣の作業期間に充てることが狙いになる。11月と12月で赤字が入った育成プログラムの要件について再度整理をおこない、その要件が何を指しているのか簡単な説明を加える。ABチームとCDチームが作成した内容を1月にリーダー・サブリーダー陣がひとつのカタチにまとめ、そのチェックを2月の研究会でおこない今期を終了させる予定になる。
(履歴)
第4回(2021/9/29)
https://japan-dmc.org/?p=14685
第3回(2021/8/25)
https://japan-dmc.org/?p=14544
第2回(2021/7/28)
https://japan-dmc.org/?p=14480
第1回(2021/6/17)
https://japan-dmc.org/?p=14220