報告:マーケティングシステム活用研究会(2020/11/12)

研究会リーダー・石田麻琴

JDMC研究会1-2「マーケティングシステム活用研究会」は11月12日に今期の第6回の研究会をオンラインで開催しました。今期のテーマは「データ活用人材の育成プログラムの作成」。企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用ができる組織を醸成するために、どのようなプログラムが必要になるのか。研究会で育成プログラムの作成を進めていきます。

 

◆まずはデータ活用人材の「定義」をつくることから

前回の研究会の中でテーマとして上がったのがマーケティングと「データ活用」の関係性でした。いわゆるマーケティングの理論として知られている「4C/4P」や「SWOT分析/ABC分析」、マーケティングリサーチなどと「データ活用」の関係性をいかにして人材育成プログラムを活用する皆さんに向けて共有するか。我々研究会メンバーの中でもカテゴリや粒度、立ち位置の認識が曖昧なのではないかという議論になりました。

重要な問題はデータ活用人材の「定義」が明確になっていないことではないかという意見が出ました。そこで、「市場環境の変化におけるデータ活用のニーズと重要性」「データ活用人材は今後ビジネスのどのような役割を担っていくか」「データ活用人材にはどのような能力やリテラシーが求められるのか」「そのためにデータ活用人材育成プログラムではどのようなことを伝えていくか」これらを明文化することが、人材育成プログラムを要件を設定する上のポイントになりそうです。

こちらについては第6回の研究会の議論の内容を含めて、まず研究会リーダーである私(ECMJ石田)が明文化をおこない、次回12月の第7回の研究会でそのブラッシュアップをすることになりました。

 

◆データ活用人材を構成する要素はなにか

人材育成プログラムの要件をつくるにあたり、まず必要になるのが上記のデータ活用人材の「定義」。マーケティングシステム活用研究会のメンバーはもちろんのこと、JDMCの会員の皆さんにも「そうだよね」と理解してもらえるように明文化をしなければいけません。そして、データ活用人材を構成するための要素です。データ活用人材を構成する主な要素を設定することが、人材育成プログラムの要件・内容・目次につながってきます。

こちらについて若干ブレストの時間をとり、いくつかのアイデアが出ました。まだ叩きの段階ですが、いくつか紹介します。

・Goalの設定力

KGI、KPIをはじめ、ビジネスを進めるときのゴールを適切に設定する力。適切な指標を設定することで、PDCAを最適に回すことができる。

・仮説検証力

データを確認し、そこから施策につながる仮説を立てる力。データのつくり方が上手でも、そこから行動につなげられなければデータ活用人材とは言えない。

・実行力(行動力・推進力)

高速でPDCAを回すために重要な要素。主観的にアクションを考えすぎず、まずは試してみてデータという客観から判断するというある種割り切りのマインドが重要。

次回の第7回の研究会では先に書いたとおり、データ活用人材の「定義」の明文化とブラッシュアップ、そこからデータ活用人材を構成する要素の整理に展開していきます。