報告:マーケティングシステム活用研究会(2020/9/24)

リーダー 石田 麻琴

JDMC研究会1-2「マーケティングシステム活用研究会」は9月24日に今期の第4回の研究会をオンラインで開催しました。今期のテーマは「データ活用人材の育成プログラムの作成」。企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用ができる組織を醸成するために、どのようなプログラムが必要になるのか。研究会で育成プログラムの作成を進めていきます。

 

◆第4回のテーマは第3回の意見交換から

前回、第3回の研究会では研究会メンバーであるベネッセ社の大塚さんとセゾン情報システムズ社の高山さんから自社の取り組みの事例紹介していただきました。お2人の事例紹介で用意していた時間が終わってしまったため、第4回の研究会はまず第3回の事例紹介を聞いての意見交換からスタートしました。

ベネッセ社の大塚さんの事例紹介についてメンバーから出た意見として、大学への営業スタイルの変化について興味深かったということ、コロナ以後、オンラインでの営業活動が一時的にメインになっていたが、次第に現場での営業に戻りつつあり、今後はオンラインとオフラインを併用して営業活動をおこなうようになるだろうということ、などの話題がありました。

セゾン情報システムズ社の高山さんの事例紹介についてメンバーから出た意見として、コロナ以後、人の業務シフトや役割が変化しており、縦割りだったプロセスが横串のスタイルに変わりつつあること、チームがテーマごとに「最初から最後まで」仕事を進めるスタイルになり、人材に必要な要件が変わりつつあること、などの話題がありました。

 

◆危機から生まれたマーケティング思考の組織

特にセゾン情報システムズ社については、組織全体がマーケティング的な思考をもった会社として人材育成プログラムを検討する上でのモデルケースになるのではないかという意見が出ました。「マーケティング思考を実践する組織がなぜできあがったのか」それを知ることで、「どうすればマーケティング思考を実践する組織ができるのか」を予測することができると考えられます。

セゾン情報システムズ社の変化のきっかけとしては数年前におこった問題があり、そこから2-3年をかけて会社をマーケティング思考の組織に変化させていったというのです。セゾン情報システムズ社のマーケティング思考の実践は、文化として他社と差が開いているようにも思えるのですが、それでも2-3年です。2-3年、経営陣・現場を含め「やりきる」ことができるか、ここが組織と人材を醸成する上で大きなポイントなのではないかと感じました。

 

◆人材育成プログラムの要件を洗い出す

次回、第5回の研究会より人材育成プログラムの要件を整理していきます。初回から第4回までの議論において「コロナ以後のマーケティングとして組織と人材に必要なものは何か」というところを重点的に話し合ってきました、その要素を項目化して洗い出していきます。マーケティング人材には「どのようなスキルセットが必要なのか」とともに「どのようなマインドをもつ必要があるのか」も重要であることがわかってきました。次回のブレスト回を通じて、研究会メンバーのアイデアを着実に集約していければと思います。