報告:マーケティングシステム活用研究会(2020/12/3)

研究会リーダー・石田麻琴

JDMC研究会1-2「マーケティングシステム活用研究会」は12月3日に今期の第7回の研究会をオンラインで開催しました。今期のテーマは「データ活用人材の育成プログラムの作成」。企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用ができる組織を醸成するために、どのようなプログラムが必要になるのか。研究会で育成プログラムの作成を進めていきます。

 

◆データ活用人材育成プログラムの前提文を作成する

前回の研究会レポートでも紹介したとおり、データ活用人材の育成プログラムの要素・内容を検討する前に、データ活用人材とは何か、データ活用人材が必要になる理由、人材育成プログラム作成の背景、人材育成プログラムとは何か、などの前提文が必要だと感じました。研究会での議論を参考に、リーダーである私が叩きとなる文章を作成しました。

前提文のテーマとして、

1.データ活用人材育成プログラムの背景
2.データ活用人材育成プログラムの立ち位置
3.データ活用人材育成プログラムの目的
4.データ活用人材の定義

という4つにおいて叩きを作成しました。

ひとまずの叩き文章になりますが、「データ活用人材育成プログラムの背景」の内容をご紹介します。

通信技術やIT基盤の進化にともない、企業におけるマーケティングの方法が変化してきている。いわゆる従来のマーケティング戦略・戦術に加え、戦略・戦術の成果を検証し、緻密に調整するための「データ活用」がこれからのマーケティングにおける重要な要素になる。市場環境の変化が激しい時代の中、変化への対応スピードを上げるために「データ活用」は欠かせない。しかしながら、学生・社会人における教育環境の中で「データ活用」を中心にしたものはなく、多くの企業で共通認識がない状態にある。本プログラムが「データ活用の文化」をつくるための役割を果たせればと思う。

このように、データ活用人材育成プログラムの作成を意識した内容になっています。

◆研究会内での議論事項、ブラッシュアップのポイント

今回の研究会では上記の前提文の叩きをメンバーに共有し、ブラッシュアップのための意見を出し合いました。主な意見として以下のような議論やアイデアが発生しました。

  • データ活用の定義、データサイエンスを事業に活かす人材定義をどのように伝えるか。

  • マーケターやデータサイエンティストがもつべき素養とか感覚をデータ活用人材の要件として良いか。

  • 経験や勘をデータから補完する、仮説からデータを探す、データから仮説を探すなど、経験と勘も重要性であることを表現に盛り込めないか。

  • マーケティングの真ん中にある積み上がっているものの中のひとつにデータ活用があるのではないか。

  • プログラムを受ける対象は?上級人材と中級人材のプログラムあるならばどのような内容だろうか。対象はマーケティングをおこなう中間クラス(実務のリーダー)と考えるべきか。別途ペルソナをつくる議論が必要なのでは。

などです。今回の前提文の検証と議論によって、研究会メンバー各人の認識のズレも調整することができました。前提文における加筆部分、修正部分の検討を研究会メンバー内で分け、前提文を完成させるところから新年の研究会をスタートさせていきます。