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学ぶシリーズ「デジタル・マーケティング」(2020/12/18)

JDMCのCRM研究会リーダーの逸見光次郎氏に、ご著書『デジタル時代の基礎知識「マーケティング」 ~「顧客ファースト」の時代を生き抜く新しいルール』の概要を解説いただきます。 同著は2017年に発刊されてから3刷目となるロングセラー本です。新しい時代の「マーケティング思考」を学びたいと思います。既にお読みになっている方もレビューとしてぜひご視聴ください。

以下は同書「はじめに」から抜粋です。

これまで「マーケティング」とは、いくつかの手法や定義を学んだ
プロの「マーケター」と呼ばれる人たちのものだった。

ところが、世の中が大きく変わってきた。

「だれもがネットとスマホ(ケータイ)を使える」
「自分でたくさんの情報を調べることができる」
「いつでもどこでも買い物できる」

今はそんな時代だ。

「たくさんの人に知ってもらって」
「たくさん作ってお店に積み上げたら」
「たくさん売れる」

という時代は終わり、

「一人一人が求める情報を」
「求めるタイミングで求める形で提案し続けて」
「何度も買い物をしてもらう」

という時代が始まったのだ。

つまり、時代の変化にあわせて「マーケティング」もその意味合いもが
大きく変わってきているということだ。

これまで、「マーケティング」は一部の人たちが理解して取り組めばよかったが、
世の中の変化の中で、今では商売に関わる全ての人が、何かしらの形で
「マーケティング」に関わらざるを得ない状況になっている。

そうした世の中の変化に触れながら、この新しい「マーケティング」とは
どいうものか、そしてその実践にはどうすればよいのかを
わかりやすくお伝えしたいと思う。

(中略)

プロ向けではないので、本文中ではなるべく専門用語はつかわないようにして、
覚えておきたい用語は一覧でまとめる形とした。

この本が多くの商売に関わる人たちの助けになれば嬉しい。

2017年12月 逸見光次郎

【目次】
Introduction マーケティングいまむかし
Chapter01 マーケティングって何だろう?
Chapter02 マーケティングの基本的な流れ
Chapter03 マーケティングを行うための準備
Chapter04 マーケティングのアクション
Chapter05 ビジネスにおけるマーケティング
Chapter06 マーケティングの未来

<講師>

逸見光次郎  株式会社CaTラボ 代表取締役

(へんみ・こうじろう) 1970年東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒。 1994年 三省堂書店入社。神田本店・成田空港店等勤務。 1999年 ソフトバンク入社。イー・ショッピング・ブックス社(現 セブンネットショッピング社)立ち上げに参画。 2006年 アマゾンジャパン入社。ブックスマーチャンダイザー 2007年 イオン入社。ネットスーパー事業の立ち上げと、イオングループのネット戦略構築を行う。 2011年 キタムラ入社。執行役員 経営企画 オムニチャネル(人間力EC)推進担当。 ローソンを経て独立。書店時代、誰もが同じ価格(本代+交通費)で本が買える世の中にしたいと、ネット書店の立ち上げに参画。その中で、日本の小売においては、リアル店舗を活用したネットサービスが有効であるとわかり、アマゾンからイオンへ。店舗利用者かつ会員重視のネットスーパーを構築し、グループ全体のネット戦略を追求する中で、よりネットを活用するには商品・接客の高い専門性が必要と感じ、カメラのキタムラに入社。約1,300の店舗網を活用し、EC関与売上419億円(宅配117億円、店受取302億円)を実現。店舗とネットの更なる融合「人間力EC」を進めた。現在は独立して小売流通企業のオムニチャネル化を支援する。

■実施概要

配信日: 2020年12月18日(金)16:00~16:45  YouTubeプレミア公開

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