マーケティングシステム活用研究会・研究会リーダーの石田です。今回は6月26日に株式会社東京商工リサーチで開催しましたMA・POC編初回研究会についてレポートをいたします。
昨年からスタートしたマーケティングシステム活用研究会、第二期が始まりました。前期は研究会参加メンバー企業のMA導入前、導入後の課題をディスカッションし解決策をまとめる、というアプローチを展開しましたが、今回は実際のMAを使って実証実験(POC)をおこなうことをテーマにしています。
第二期のスタートとして、まずマーケティングシステム活用研究会の主旨をおさらいしました。研究会7はマーケティングシステムの効果と成果を最大化させるための研究会です。システムの導入や活用に付随する戦略的・組織的な「現実的な」課題をいかにクリアしていくか、「活用軸」で研究を進めます。マーケティングシステムのひとつとして「MA(マーケティングオートメーション)」を題材としました。
前期の研究会では、MA導入前後の検討事項や課題を1つのシートにまとめた「MA検討エクセル」と意見集約シートを抽象化した「MA検討のフレームワーク」のふたつを成果物として作成しました。
第二期の参加メンバーの皆さんはMAの活用・実践・知識レベルも様々です。マルケトやパードット、エロクアなどのMAツールをすでに活用している会社も多いですし、これからの導入を検討している会社、他部署では使っているが自分の部署ではこれから、という方もいらっしゃいます。自社でのMA運用ではなく、お客様への提案やご相談を受けるために研究会に参加された方もいらっしゃいます。目的は皆さん様々です。
前回から研究会メンバーとして参加されているセゾン情報システムズの高山さんが「日本のMAというカテゴリにおいて、これだけ様々なツール活用者が意見交換できる、様々な立場の方が集まっている場は他にない」とおっしゃってくれました。MA活用のコミュニティとしても非常に価値が高い研究会だと感じています。
今期の研究会の具体的課題に入っていく前に、参加メンバーを4つのグループに分け、自社のMAの活用状況や自分自身のMAの経験値・知識などについて意見交換をしました。私のグループでは自らの手でMA運用をしている人はおらず、他部署で小さく始めているので自部署でも検討を始めていたり、MA導入を検討しているお客様へのアドバイスに繋げたり、といった方がいらっしゃいました。研究会での実証実験は大きな経験値になるのではないかと感じます。
今回のMA・POC編を進めるにあたって、事前に参加メンバーの数人で企画会議をおこないました。POC編を進めるためにはいくつかの課題があります。データの取り扱いルールもそうですし、現状のデータの整理もそうです。MAツールの選択や、そもそもの目標設定もいまだに曖昧です。研究会の最後に現状の課題を共有し、皆さんから意見をもらいました。
クリアしなければいけない課題が多い研究会ですが「POCのための課題は、自社でMAを活用する際にも必ずぶち当たる課題」なので、着実に解決し研究会の成果として繋げていきたいと考えています。第二回のマーケティングシステム活用研究会は参加メンバーのチーム分けと具体的な作業イメージの検討から入っていく方向です。
■研究会開催予定(全6回)
6月26日(火)18:00-20:00
7月24日(火)18:00-20:00
8月28日(火)18:00-20:00
9月26日(水)18:00-20:00
10月30日(火)18:00-20:00
11月27日(火)18:00-20:00
※ただしテーマの進捗によっては追加・短期での研究会開催の可能性もあり。