リーダー 石田 麻琴
JDMC研究会1-2「マーケティングシステム活用研究会」の2019年最後の研究会を11月26日、溜池山王のセゾン情報システムズさん会議室で開催しました。今期の研究会としては5回目、毎月の企画会議を含めると今期13回目の活動ということになりました。
ただ、今回の第5回目の研究会は大学授業プログラムの「第四回」「第五回」を担当するメンバーだけでの開催。なぜならマーケティングシステム活用研究会(研究会1‐2)が担当している大学授業の第二回が11月7日に、第三回が11月14日で開催済みとなったからです。
こちらのレポートでは第二回、第三回の授業をおこなっての気づきを中心にご紹介します。
■研究会1‐2が初登場となった第二回の大学授業
11月7日、株式会社アシストさん会議室で開催された大学授業の第二回がマーケティングシステム活用研究会の初めて担当するパートになりました。5月の末に研究会の企画会議がスタートしてから約半年、やっとその成果を学生に向けてお話しする機会がやってきました。研究会のリーダーを務める私も、直前までプログラムを編集していたことを知っていたのもあり、緊張感がありました。
第二回の授業のテーマは「データ活用におけるゴール設定の重要性を知ろう!」です。投影資料、配布資料、またプレゼンテーションともに「できるだけ学生がわかる言葉で話す」ことがポイントになるかと思っていましたが、やはり普段から身についてしまっている専門用語がプレゼンテーションの端々に出てしまいます。ただ、学生の皆さんもそれを理解した上で我々の話を聞いてくれている雰囲気でしたし、社会人としての失敗談にも笑いが起こっていました。
私自身、今回の大学授業について「できる限り教授の先生のようにわかりやすく」が大切だと思っていたのですが、「我々は到底、先生のようには伝えられない。社会人の立場から伝えればいいんだ」と気がつきました。第二回のメンバーにも、「社会人らしさが出ていてとても良かった」と伝えました。
■ワークショップがポイントになる第三回の授業
第二回のメンバー、第三回のメンバーともにリーダーを中心としてメンバー内でプログラムの作成が完結していたので、私が口を出す必要はあまりなかったのですが、第二回の授業に出席して感じた「社会人らしさ」についてだけは授業の直前の打ち合わせで第三回のメンバーに伝えました。「先生になろうとしなくて大丈夫。社会人らしさを出していこう」と。
第三回の授業のテーマは「データ活用プラン作りを具体的に学ぼう!」です。ゴール設定に対してのシナリオやセグメンテーションを具体的に考えてもらうワークショップがポイントになるプログラムです。学生のチームひとチームに対してひとりの社会人がついてナビゲートをしていったのですが、どこまでヒントを伝えてどこまでを伝えないか、なかなか難しいようでした。やはり社会人の意見に学生の皆さんが引っ張られてしまうので、まずは学生の皆さんに意見を出してもらうように工夫をしていたようでした。
―――12月はいよいよデータを使っての分析と提案書の作成に入っていきます。これから、さらに学生の皆さんは考え、手を動かす内容です。また次回も「授業をおこなっての気づき」について共有します。