【Vol.56】オリエントコーポレーション 猪俣友樹さん、データの利活用における心構え その基本はコミュニケーションにあり

2018-08-29


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JDMC会員による「リレーコラム」。
メンバーの皆さんそれぞれの経験・知見・想いをリレー形式でつなげていきます。
今回、バトンを受け取ったのは、株式会社オリエントコーポレーションの猪俣友樹さんです。

 

データの利活用における心構え
その基本はコミュニケーションにあり

 

2015年からBI部門でデータベースマーケティングを担当

リレーコラムにて自身の活動内容を紹介する機会をいただきました、株式会社オリエントコーポレーション(略称:オリコ)の猪俣です。今年度より、JDMCのマーケティングシステム活用研究会に参加させていただいています。これまでの職歴としては、個品割賦事業の営業活動やクレジットカードのプロモーションに携わってきました。
 
現在、私はBI推進部という部署に所属しています。BI推進部はデータ資産化、データリテラシーの向上およびデータの組織横断的かつ戦略的な活用と、データガバナンスの確立に向けた組織体制の構築を目的として2015年に新設されました。その中でも、私は主にデータベースマーケティングを担当しています。そこで今回は、他の各事業部門と連携しながら日々データと向き合う中で、自分なりに必要だと思っている心構えを書いてみたいと思います。
 

各部署・担当者がデータに関する共通認識を持つことが大事

データ分析を行うにあたっての大まかなプロセスとしては、下の7つがあります。

1.目的の明確化→2.問題意識の共有→3.仮説の設定→4.データ要件定義→5.データ作成→6.データ分析→7.結果の解釈。
 
このプロセスを円滑に進める上で重要なキーワードが、「データに関する共通認識」です。これは、ビジネス上の具体的なアクションに関連するKPI(重要業績評価指標)ならびにKGI(重要目標達成指標)をデータから示すことと、データの範囲や定義を行うことを意味しています。
 
この共通認識を各部門および担当者が日頃から共有し、データにもとづいて重要なKPIを可視化できていれば、1から4までの議論を迅速に行うことが可能となり、なおかつ事業部門が求めるデータがない場合も、必要なデータ整備までの時間を短縮できるはずです。
 
基本は関係者としつこいくらいのコミュニケーションを図ること

上記プロセスの1~4の成否は、事業部門とのコミュニケーションに大きく左右されると思います。このプロセスの共通認識がないまま進んでいくと誤った結果を導いてしまい、その結果、作業としてもっとも時間のかかる「4.データ要件定義」以降を繰り返すはめに陥ることが往々にしてあります。そうなれば、労力も時間も重い負担を強いられます。
 
データ分析の一連の流れからビジネス上の具体的なアクションを起こし、課題解決を行うことによって初めてデータに価値が生まれます。言い換えれば、プロジェクトに関わる全員がデータを正しく理解し、そのデータの出元である事業部門が具体的にどんなアクションを起こそうとしているのかを正確に理解することが、データ活用の基本になるわけです。
 
それが実現できなければ、せっかくの分析結果もただ眺めて終わりになりかねません。そうした事態を招かないためにも、コミュニケーションを大切にするという業務の基本的な姿勢が、データを扱うにあたっては何より重要だと思います。
 
最後に、私がいつも心に掲げている言葉をひとつご紹介いたします。
「あなた方は進歩し続けない限りは退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい」。
これは白衣の天使として知られ、同時に統計学者でもあったナイチンゲールの言葉です。この箴言を胸に、これからもJDMC会員の皆様と共にデータの利活用について進歩し続けていきたいと考えています。
 
 
猪俣 友樹(いのまた ゆうき)

株式会社オリエントコーポレーション 業務統括グループ BI推進部
1980年北海道生まれ。2003年株式会社オリエントコーポレーションへ入社。2015年よりBI推進部に配属、現在に至る。趣味はバスケットボールと地ビール飲み歩き。

 

 

 



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