マーケティングシステム活用研究会・研究会リーダーの石田です。今回は8月28日にNTTコムウェアで開催しましたMA・POC編の第三回研究会についてレポートをいたします。
前回の研究会ではオラクル社によるPOC編で活用させていただくMAツール「エロクア」の説明、今期研究会MA・POC編におけるMA活用の目的、現状のJDMCデータの状況共有、今後の研究会スケジュールとチームの分けの考え方についての議論等々を行いました。今回の第三回の研究会からいよいよ業務に入っていきます。
当初、今回のMA・POC編の研究会メンバーを各々の指向性ごとに、MAのシナリオ作成やコンテンツ作成を中心におこなう「マーケティング部門」、データのチェックやMAツール上での設計を中心におこなう「データシステム部門」に分けて業務を分担していこうと考えていました。しかし、MA活用を進めるにあたってフェイズごとに各部門の比重が変わることや、いずれかの部門が手持ち無沙汰になる状態を避けたいと考え、チームをAとBのふたつに分け、チーム内で流動的に役割分担をしていくことにしました。
チームAとチームBは、研究会メンバーにアンケートをした「マーケティングへの興味」「データシステムへの興味」「両方への興味」と1社で複数人が参加している企業についてはメンバーがチームAとチームBに分かれるという条件を加味して、私の方で設定。今回の研究会におけるチームAのMA活用の目的は「JDMC法人会員の獲得(のための提案作成)」、チームBのMA活用の目的は「JDMCメルマガ会員獲得(のための提案作成)」となりました。
私はチームAになったので、以下の具体的な業務報告についてはチームA内でのディスカッションが中心になります。
チームAにおいて最初に議論になったのは法人会員のどのカテゴリ層を対象にするのかです。JDMCにはベンダー企業会員、ユーザー会員、特別会員といった会員種別があります。またベンダー企業会員の中にはA会員からC会員(2)まで4つの資格があります。チームAメンバーもJDMC会員でありながら、なんとなく理解していた定義をきちんと勉強し直すことになりました。
また法人会員獲得のための対象を絞った上で、もう一段下のセグメンテーションの構想について話し合いました。JDMCのホームぺージに入会申込書のページがあります。この入会申込書のページから実際に申込をされるのはどんな部署に所属しているどんな役職の方なのか。はたまた入会申込書のページ以外からの入会の経路はあるのか。MAを活用する際にこの入会申込書のページがコンバージョンのポイントになるわけですが、目的達成のためにはどの道が比較的近そうなのかを考えました。
今回、第三回の研究会までにはエロクアのアカウント発効が間に合いませんでした。ですので、エロクアの画面をみながらの作業イメージはできませんでしたが、次回第四回の研究科での業務に向けた役割のまとめをおこないました。次回の課題として「データの確認とセグメンテーション」「チーム内の具体的な作業スケジューリング」「コンテンツの案だしと作成」「LPの作成」「シナリオの作成」「お問い合わせフォームとの連結」などが挙げられます。
実際に自社の普段の業務でMAを触っているメンバーも少なく初めての経験ばかりですが、短い期間のスケジュールに合わせるためにチームメンバーは知恵を絞っています。この試行錯誤こそがMA活用の経験とノウハウ蓄積、今後の課題解決につながっていくのではないかと考えています。引き続きもがきます。
■今後の開催予定
9月26日(水)18:00-20:00
10月30日(火)18:00-20:00
11月27日(火)18:00-20:00
※ただしテーマの進捗によっては追加・短期での研究会開催の可能性もあり。