マーケティングシステム活用研究会・研究会リーダーの石田です。今回は7月24日に株式会社ランドスケイプで開催しましたMA・POC編の第二回研究会についてレポートをいたします。
前回、初回の研究会では研究会のテーマ・目的の共有と参加メンバーの自己紹介、現状の自社でのMAの取り組み状況などについて共有・ディスカッションを行いました。初回から第二回の研究会の間に、今回のMA・POC編で使用させていただくMAツールが決まりました。オラクル社の「Eloqua(以下、エロクア)」です。研究会の趣旨に賛同いただき、3ヵ月間のトライアルアカウントを発行していただく予定です。
第二回の研究会ではまずオラクル社の宮川様より、オラクル社が提供しているCAソリューションの全体像を、そして同社の横山様よりMAツール「エロクア」の紹介と、エロクアをさらに活用するにあたって有用である、DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)「BlueKai(ブルーカイ)」や、「Oracle Sales Cloud(オラクルセールスクラウド)」の紹介も合わせておこなっていただきました。
具体性があって面白かったのがNBAのバスケットボールチーム・マイアミヒートのマーケティング事例です。マイアミヒートはMAツールとしてエロクアを採用しています。マイアミヒートのWEBサイトでメールマガジンの登録をした以後の様々なアプローチが印象的でした。現在、マイアミヒートのデジタル戦略はWEBサイトからSNS(主にtwitter)に移動しているようです。MAの活用をライトに体感するためにマイアミヒートのSNSをフォローしてみるのも手かもしれません。(本研究会メンバーには提案しました)
オラクル社のCXソリューション、エロクアの紹介に続いて、MA・POC編の目的を共有しました。MAを活用することによって達成したい目的は3つです。ひとつは「JDMCメルマガ会員の増加」。事務局が定期的に配信しているメルマガの登録者をいかに増やすことができるか。二つ目は「JDMC定例セミナーの参加者増」。MAを活用することで定例セミナーに興味を持ってもらえる方が増えればと思います。三つ目は「JDMC法人会員の増加」。こちらはJDMC事務局への資料請求や問い合わせの増加が達成目標になるのではないかと考えています。
また、MAツール上で実際に利用するデータベースをJDMC事務局の谷本さんが準備してくれました。整理されたマスターデータとトランズアクションデータの関係性や、データをどう扱うのが良いかなどの説明をいただきました。上記の目的、また実機を動かすにあたってスムーズにデータをセグメントすることができそうです。
POC編で利用するMAツール、取り扱うデータが揃ったところで、いかにして研究会の中でMAを回していくかについて議論をしました。当初は研究会参加メンバーを「マーケティング部門」と「データシステム部門」のふたつに分け各々の進捗を共有しながら研究会内での作業を進めていくことを想定していました。ただ進捗のフェイズによって一方の部門の仕事が増えたり、もう一方の部門が待ちの状態になってしまったりするのではないかという指摘もあり、マーケティング部門“寄り”のメンバーとデータシステム部門“寄り”のメンバーをある程度把握した上で部門の垣根なく作業を進めていく方向を検討していくことになりました。この部分については次回第三回の研究会までに整理を進めたいと思います。
8月の上旬に研究会準備のための企画会議をおこない、チーム分けの方法と次回の作業内容について議論を進めていきます。研究会はあと4回。基本的には研究会外で参加メンバーに負荷をかけることは考えていないので時間との戦いになります。限られた時間の中で最大限MAを活用できるように一丸となって進んでいきます。
■今後の開催予定
8月28日(火)18:00-20:00
9月26日(水)18:00-20:00
10月30日(火)18:00-20:00
11月27日(火)18:00-20:00
※ただしテーマの進捗によっては追加・短期での研究会開催の可能性もあり。