(報告)マーケティングシステム活用研究会 第10回(2021/3/18) 

(研究会リーダー・石田麻琴)

JDMC研究会1-2「マーケティングシステム活用研究会」は3月18日に今期最終回、10回目の研究会をオンラインで開催しました。今期のテーマは「データ活用人材の育成プログラムの作成」。企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用ができる組織を醸成するために、どのようなプログラムが必要になるのか。研究会で育成プログラムの作成を進めていきます。

◆今期のマーケティングシステム活用研究会の着地点

 前回の第9回の研究会では「データ活用ができる人材のスキルとは?」について議論をしました。議論の中で、データ活用ができる人材の必要要件と仕事をおこなう流れ、具体スキルなどが混在していたため、1枚のパワーポイントを作成し一度整理をしました。

 仕事をする上で「経営課題/ミッション」といったものがチームに振ってきます。まずは「課題抽出/課題設定」をおこない、いかに課題を解決させるかを検討します。その後、「妥当な手段の選択」があります。課題を解決するためのリソースの最適化です。手段が決まれば「実践」があり、実践後には成果の「検証と仮説立案」が必要になるはずです。その結果をもって「課題の修正」が入り、またPDCAが回っていく、というようなイメージです。

 データ活用人材の必要要件として、この流れの中でいくつかのポイントを設定しました。これが今期のマーケティングシステム活用研究会の一端の成果です。

ミッションの理解: 経営課題やミッションを咀嚼して分解し、自分たちのミッションに落とし込むスキル
目的と課題解決方法の整理: 目的のための課題解決方法は何かを考える力。その成果をいかに図るか「判断方法」もここに入る。
一気通貫、全体最適の感覚: 社内全体を理解し、課題解決のイメージを描く力。
IT活用の理解: 考えた課題解決方法に対して、どのようなITを活用できるかをイメージする力。
社内リソースの理解: 社内でできることと、できないこと(外部にお願いすること)の即座の判断力。
コミュニケーションスキル: 関係者を巻き込み、説得して動かすスキル。
行動力: 負の結果がでることに恐れず前進する力。
データ分析の理解: いかなるデータをもって判断・検証をするか、簡単なツール活用スキル含め。

因果関係の整理と再現性の気づき:

データの裏側にある原因を読み解き、次の改善施策に変えていく力。

責任感、マインド: 課題を修正し目的のために「やりきる」力。それらをベースとした想像力。

 

◆次期のマーケティングシステム活用研究会取り組みと課題

 次期のマーケティングシステム活用研究会では上記の10の項目について、データ活用人材として具体的にどのようなものを指すのか、目次式に検討をしていくところからがスタートになります。場合よっては10の項目自体に修正が入る可能性もありますが、それは進まなければわからないこと。

 次期の研究会の課題として「目次を分業で作成する際の前提の理解(対象など)をいま一度揃える」「データ活用人材の育成を目的とした目線で目次をつくっていく」「目次を一度つくった上で、さらに大項目を整理していく」ことが必要になります。

 

 今回、今期最後の研究会ということで参加者メンバーからひと言ずついただきましたが、「データ活用人材育成プログラムをつくる」ことそのものだけではなく、「データ活用人材をつくるためには」というその過程でも様々な学びがある研究会だと改めて感じました。ぜひ次期のマーケティングシステム活用研究会にもご期待ください。