■日 時:2018年12月17日(月) 16:00~18:30
■場 所:SAPジャパン株式会社<地図>
今回は、「データの価値」に着目します。
事業取引には常にリスクが伴います。
しかし、それを回避するためのカスタマー・デュー・デリジェンス(顧客確認:CDD)のポリシーや手続きの煩雑さに足踏みしてしまうことがあります。最初の講演では、データとAIを活用してCCDを効率化する取り組み事例を紹介します。CCDに利用できる「データ価値」です。
次の講演は、データの権利をどう守るか、です。
データは“ヒト、モノ、カネ”に次ぐ第4の資源である、あるいは第2の石油と言われますが、データの権利をどう守ったらよいか、そもそもデータに権利があるのか、などの情報は少ないのが現状です。
経済産業省では、2017年5月に「データの利用権限に関する契約ガイドラインVer1.0」を策定し整備を進めています。同検討委員の福岡真之介弁護士に、「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」のポイントと例題をあげてご紹介いただきます。
契約面から「データの価値」をご理解いただけます。
奮ってご参加ください。
実施概要
■日 時:2018年12月17日(月)16:00~18:30
■場 所:SAPジャパン株式会社
東京都千代田区麹町1-6-4 SAPジャパンビル<地図>
■参加者:JDMC会員およびご招待 80名
■主 催:一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)
プログラム
(敬称略)
◎16:00-16:10
オープニング
◎16:10-17:00
講演1「データを活用したカスタマー・デュー・デリジェンスの強化」
国際社会の要請を受け、マネーロンダリング、腐敗行為(汚職)、輸出貿易などあらゆる規制分野で不正防止の取り組みが強化され続けています。
その対策の本丸として、企業に課される「カスタマー・デュー・ディリジェンス(顧客確認/CDD)」には、データとITを駆使し、煩雑な規制対応を効率化する取組み「レグ・テック(RegTech)」が不可欠です。
しかしながら、TSRのパートナーであるD&B UKの調査によれば、約半数の金融機関が負担軽減を目的にRegTechを導入しながらも、中央集権的に自動化できたプロセスは7%に留まっているとされます。
本稿では、CDDのポイントを整理しつつ、外部データとAIを用いてCDDを効率化する取組み事例をご紹介します。
株式会社東京商工リサーチ
ソリューション開発部 課長
堀 雄介
ソリューション開発部 課長
三輪 治郎
◎17:00-17:10 質疑
◎17:10-17:20 休憩
◎17:20-18:10
講演2「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」
経産省「AI・データ契約ガイドライン検討会」委員でもある講師が、AIとデータに関連して、基本的な考え方、法律体系を紹介するとともに、実際にAI開発やデータ取引において問題になっている事案を念頭に、これらの問題に対処するための実務的な法律知識と、AI・データ契約ガイドラインのポイントと今後の展望を解説します。
西村あさひ法律事務所
弁護士
福岡 真之介
◎18:10-18:20 質疑
◎18:20-18:30 全体質疑