【Vol.42】郡司 昇氏「社会共通のデータ」と「独自のデータ」で「おもてなし」

2016-09-27


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JDMC会員による「リレーコラム」。
メンバーの皆さんそれぞれの経験・知見・想いをリレー形式でつなげていきます。
今回、バトンを受け取ったのは、ココカラファインの郡司昇さんです。
 

「社会共通のデータ」と「独自のデータ」で「おもてなし」

 
 ココカラファインでマーケティングとネット通販を担当しております郡司と申します。ドラッグストア事業と調剤薬局事業を中心に約1300拠点を運営している会社で、健康における“友達以上医者未満”の存在を目指して、顧客とのタッチポイント設計に携わっています。
 
 今まさに食欲の秋ですよね。旬の食材は美味しいので、つい食べ過ぎてしまうのですが、体の中で夏の疲れがまだ残っているところに、美味しいものを食べ過ぎて胃腸の調子を崩される方が多い季節です。
 では、ご自分で胃腸薬を探そうということになると、日本では1100種類以上の消化器官用の薬が発売されています。この中から自分の状態に最適な薬を探すというのは、一般のお客様には至難の業だと思います。ほとんどの方は自分の症状に合うかどうかはわからないままにCMなどで名前を知っている薬を選んでいます。
 例えば、お腹が空いている時に胃がムカムカして、胸焼けがする――そんな状態の時には、消化を促進するタイプの薬は適切でなく、胃粘膜を保護・修復する成分か、出過ぎた胃酸をコントロールする成分を中心とした薬が適切です。ところが、どの胃薬も国で承認したデータである効能・効果に書いてあることは大差ありません。どれを見ても「もたれ、食べ過ぎ、飲み過ぎ、食欲不振、胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃重、胃部不快感、消化不良…」という具合です。さて、一般の方が適切な薬を選べますでしょうか?
 
 私は薬剤師として、お客様一人ひとりの状態にあった薬を選んでいただく助けをしたいと思っています。この助けが「おもてなし」の1つと考えています。当社のサイトでは症状や目的で薬を選べるようにしてあり、そこにはお客様がご自身で薬を選ぶ助けになるコメントが付いています。
 このコメントというデータは専門家として一品一品の医薬品に含まれる成分・剤型・添加物等に基づいて考察している当社独自のデータです。独自のデータがお客様にどれだけお役立ちできるかという点がおもてなしに繋がると私は考えて力を注いでいます。
 
 一方、共通のデータに関しては更新などの精度が重要です。サイトの悩みの種として、商品情報の更新があります。メーカーからの更新情報が届くタイミングが遅くなったり、漏れたりということはどうしても発生します。
 
 言うまでもなく、医薬品の添付文書は古い情報のままでは大きな問題があります。例えば成分が牛乳を原料としたものに変わったという情報を見逃して、牛乳アレルギーの方が服用したら大変なことになります。私たちはそういうことがないように、サイトに添付文書をテキストでベタ書きするのではなく、添付文書専用のサーバーを用意して常に情報を最新のものに更新しています。
 
 今後も共通のデータと独自のデータの両輪を組み合わせて、必要な方に必要なデータを必要なタイミングで届けられるように微力を尽くしてまいります。
 
 
gunjisama-2郡司 昇(ぐんじ のぼる)
株式会社ココカラファイン 統合マーケティング部長 兼 株式会社ココカラファインOEC 代表取締役社長(2016年9月時点)
1969年東京生まれ。昭和大学薬学部卒。1999年、株式会社ランド設立。株式会社セイジョー(現ココカラファイン)とFC契約。2007年セイジョーに入社し、調剤事業部課長、営業管理課課長兼ココカラファインHD調剤担当として業務効率化・コスト削減・アライアンス等に携わる。2010年、アライドハーツHDと統合しココカラファインが設立。事業管理室課長として販社をつなぐ横串機能を担う。2013年、EC事業分社化による社長公募でココカラファインOEC社長に就任。 2016年、ココカラファイン統合マーケティング部長兼任。現在、約1300店の現場と本部を結ぶプラットフォームを構築中。
 
 

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