【vol.71】アルテアエンジニアリング 望月綾さん、DX/データ活用とは対極の経験を積んだからこそ感じる「データの力」、諦めず発信続けたい

JDMC会員による「リレーコラム」。
メンバーの皆さんそれぞれの経験・知見・想いをリレー形式でつなげていきます。今回、バトンを受け取ったのは、アルテアエンジニアリング株式会社の望月 綾さんです。

 

製造業向けのシミュレーション領域をコアビジネスに、データ分析ビジネスを開始

みなさま、こんにちは。アルテアエンジニアリングの望月です。JDMCには2020年4月より参加させていただいており、ちょうど3年目を迎えたところになります。

アルテアエンジニアリングという会社はあまり馴染みがないかと思いますが、米国に本社を置き、シミュレーション/ HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)/ AIを融合し、活用することにより、お客様の意思決定を支援することをビジョンに事業展開しているソフトウェアベンダーです。1985年の設立以来、製造業向けのシミュレーション領域をコアビジネスとして展開しています。データ分析は2019年より本格的に販売をスタートした比較的新しいビジネスのひとつです。日本支社は2021年に設立25周年を迎え、自動車メーカーをメインに製造、建築、金融などあらゆる業界のお客様にソリューションを提供しております。

 

自身のキャリアやデータ活用を通して感じる社会の変化

私自身は2019年末に当社での勤務を開始し、AIやデータ分析のビジネス領域でのマーケティング活動に従事しております。前職でもソフトウェアやデータ分析に係る仕事に就いていたのかといいますと、まったくそのようなことはなく、とある外資系の文具オフィス用品メーカーでプロダクトマネージャーとして勤務していました。

文具オフィス用品業界は製品ラインナップ全体をアナログなものが占めるという性質上、業務中も紙や筆記用具を愛用する方が多く、業界全体の年齢層も高めでDXや作業効率化とはなかなか遠いところにいたなと痛感します。コロナ禍により今は状況も大きく変化していると思います。私の在籍当時、政府によるペーパーレス化推進により紙使用量の削減が叫ばれ、各メーカーのビジネス転換が余儀なくされるタイミングでした。メーカーはもちろんのこと、販売店の中でも特に地元に根付いた文房具屋さん、電器屋さんにとっては死活問題で、なかなか大変だったことを覚えています。業界全体が厳しく、リソース分配の最適化、コスト削減、顧客データの分析、DXやデータ活用を進めなければ生き残れない激しい競争の中にいながらも、遅かれ早かれ訪れるDX化の大波に戦々恐々としている、今考えればとても不思議な世界だったと思います。

そんなDX/データ活用とは対極にいた私が、今ではそれらを推進する立場になりました。アルテアエンジニアリングで仕事をしている中で出会うのは、DXやデータ活用に対して積極的に取り組んでいる、あるいはこれから取り組みたい大企業が多いのですが、それは喫緊の課題として本来取り組むべき企業にはまだまだ届いていないと言えます。「富める者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる」といった有名な一節もありますが、データ活用を通してそんな社会の変化を目の当たりにしている気がします。同時に、「今は無理」「他にやるべきことがある」というDXに取り組めない企業の気持ちも痛いほどわかってしまい、「データ活用を進めましょう」とは言いつつ、どうしようもできない歯がゆさもあります。

とはいえ、我々のようなベンダーの仕事はそういったDXの波にどんな日本企業も乗り遅れることのないように必要な人にはきちんとメッセージを届け、DX化を通してお客様の収益改善を支援し、最終的には日本経済全体の活性化を目指すことにあるはずです。アルテアとしても、ソフトウェアをご活用いただくことで、不要なコストや時間を削減し、より効率的なビジネス推進への支援を目指しています。

 

データの力が今後さらに必須、諦めずに発信し続けたい

2020年からのたった数年で、コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、それに伴う2002年以来20年ぶりの円安と、こんなにも世界が激変したことは、わたしがこれまで生きてきた中で記憶にありません。これまで以上に組織の変革が求められ続け、業界も企業規模も関係なく、データの力が今後さらに必須なのは間違いありませんが、前職時の印象が強烈で、それらのメッセージが隅々まで届くのに何年かかるんだろうと思いつつも、諦めずに発信し続けなくてはならないと強く思っています。

わたしはマーケティング活動に従事していますので、JDMCでの活動を通して「必要な人に必要なメッセージを届ける」といったようなことを、皆さんとより活発に行っていければいいなと思っています。(JDMC加入以降ほとんど見ているばかりでした)私自身、データサイエンスやデータ活用についてまだまだ不勉強なため、より積極的に参加し経験を積むことで、JDMC、そしてデータ活用の活性化に貢献していきたく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

望月 綾(もちづきあや)
アルテアエンジニアリング株式会社 
マーケティングスペシャリスト 

データ分析関連ソフトウェアのマーケティング活動を担当。データ準備、機械学習、データ可視化の包括的なデータ活用推進のマーケティング、PR活動に従事。外資系の文具オフィス用品メーカーでのプロダクトマネージャーを経て、2019年より同社にて現職。趣味は合唱と飲み歩きで、所属の合唱ユニットでステージに立つことがここ最近の目標です。

 

 

 

 

 

 

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