AI時代の構造改革:データマネジメントは企業変革を実現できるか
生成AIの進化により、企業は「業務をデジタル化する段階」から、「意思決定や業務そのものを再設計する段階」へと移行しつつあります。しかし、多くの企業では、組織・業務・システムが部門ごとに最適化され、データの分断が依然として大きな課題となっています。
AIが真に価値を発揮するためには、個別業務での活用にとどまらず、企業全体を横断してデータ・業務・システムをつなぎ直し、変化に柔軟に対応できる構造へと転換していくことが不可欠です。特に、複雑なサプライチェーンや現場業務を持つ日本企業においては、長年形成されてきたサイロ構造をどのように乗り越えるかが、競争力を左右する重要なテーマとなっています。
本年度のJDMCセミナーでは、「AI時代の構造改革」を共通テーマに掲げ、組織・業務・データ・システムをどのように再設計していくのかを、多様な業界・企業の実践を通じて探求します。データマネジメントの役割を、単なるデータ管理ではなく、企業変革を支える実践知として捉え直し、AI時代における新たな経営と現場のあり方を議論してまいります。
セミナー概要
日 時:2026年7月23日(木)
セミナー:15:30~18:00
講演1 株式会社アイ・ティ・イノベーション様
講演2 関西電力株式会社様
講演3 パネルディスカッション
ネットワーキング(講演終了後、1時間を予定)
場 所:エッサム神田ホール 本社ビル 3階グリーンホール
東京都千代田区神田須田町1-26-3
参加者:JDMC会員および、ご招待 (80名)
参加費:無料 (事前登録制)
プログラム
◎ 15:30~15:35 オープニング
◎ 15:35~16:15 講演1
データ中心エンタープライズアーキテクチャ
~AI時代のビジネス・ITの一体化に向けて~
近年、複雑、巨大化した企業システムは徐々にカオスと化し、その維持管理に多くの課題を抱えています。また今後のAI時代には、各種情報を構成するデータの一貫性、正確性、迅速性が問われます。この両者の課題解決には、データ中心エンタープライズアーキテクチャ(EA)への転換が必要になります。本講演では、その中核をなす論理データモデル、データHUBの解説とともに、AIへの意味提供を担うメタデータカタログにも言及します。

講師ご紹介
株式会社アイ・ティ・イノベーション
COE推進グループ プリンシパルコンサルタント 中山 嘉之氏
1982年より協和発酵工業(現・協和キリン)の情報システム部にてDBアーキテクト兼プロジェクトマネージャを務める。2005年からシステム部長とアーキテクトの2足のわらじを履き、2010年「エンタープライズデータHUB」を完成。2013年よりアイ・ティ・イノベーションのコンサルタントに転じ、数多くのユーザ企業のITアーキテクチャ設計に携わる。2023年の著書「エンタープライズアーキテクチャのセオリー」の他、多くの社外発表あり。
◎ 16:15~16:55 講演2
AIファースト企業を目指す関西電力におけるデータマネジメントのリアル
~AIは良いデータを浴びて成長する~
関西電力では、将来のAI産業革命を見据えて「DX・AI戦略」を策定し「AIファースト企業」を目指してDX・AIを加速しています。特にデータマネジメント推進については、「AIは良いデータを浴びて成長する」という考えのもと、データ整備・品質向上・ガバナンス・データ利活用推進や人材育成、組織風土改革を実践しています。本講演では現場で直面する課題や工夫、組織横断でデータ価値を高める取り組みをリアルにお伝えします。

講師ご紹介
関西電力株式会社
理事 IT戦略室長 上田 晃穂氏
大阪大学基礎工学部卒業、奈良先端科学技術大学院大学修了。1997年関西電力入社。2016年オプテージへ出向し格安スマホ「mineo(マイネオ)」の事業責任者。2019年から関西電力広報室、2021年からIT戦略室IT企画部長を経て、2024年から理事・IT戦略室長(現職)。経済産業省人材育成タスクフォース(ビジネスアーキテクチャ/データマネジメント)委員、関西大学客員教授、日本データマネジメント・コンソーシアム理事を務める。
◎ 17:10~18:00 講演3 パネルディスカッション
データマネジメントは企業変革の『主役』になれるか?
~経営・現場・システムを動かす構造改革の実践知〜
<パネラー>
関西電力株式会社 上田 晃穂氏
株式会社アイ・ティ・イノベーション 中山 嘉之氏
<モデレーター>
データマネージメント・コンソーシアム理事 矢澤 篤志

モデレーターご紹介
データマネージメントコンソーシアム
理事(元カシオ計算機 生産本部長) 矢澤 篤志
1981年カシオ計算機入社。海外営業、物流企画、情報システム部門長を経て、2006年 最高情報責任者(CIO)に就任。その後、執行役員 生産改革担当、生産本部長(生産、調達、物流領域担当)を歴任。2025年1月に退職後、イノベイトラボを創設。ERPのグローバル導入、サプライチェーン領域の改革など、業務改革とデジタル化のプロジェクトを数多く牽引。政府特許庁のプロジェクト立て直しにも外部有識者として参画。
◎ ネットワーキング(講演終了後、1時間を予定)
※プログラムは変更になる場合がありますので、予めご了承下さい。
お申込み/お問合せ
お申込み:https://forms.gle/SG9ZmZML9YTDprdSA
お問合せ:JDMCセミナー事務局 seminar1@japan-dmc.org