今年度からスタートした「マーケティングシステム研究会」の「MA(マーケティングオートメーション)編」第一回研究会が6月27日に田町のNTTコミュニケーションズさんで開催されました。
・初めに(アンケート結果紹介)
研究会のスタートに先立って、研究会メンバーへのアンケートを実施いたしました。アンケートでは今回のテーマである「MA」についてのお立場について主にヒアリングをしました。結果としては、【BtoBでMAを利用する立場】【BtoBにMAを販売・提案する立場】がメンバーに多いことがわかりました。また、フリースペースで入力いただいた「本研究会に期待すること」についてはリスト化&印刷をして全メンバーに共有をしています。
・MAの市場、業界の概論
事前アンケート内の「本研究会への参加動機」において、「MAについての一般的知識を得たい」という声が多くある一方で、「基本的な運用方法とシナリオ作成をどうしたらよいか」「MA活用にあたって事業部門とIT部門の連係をどうしたらよいか」など具体的なお悩みもありました。第一回目の講義として、本研究会のアドバイザーを務めていただいている山内康志さんより「MAの市場、業界の概論」についてお話をいただきました。MAの市場の動き、MAが必要とされる理由・利用の目的、MAを回すために準備をすること、シナリオ・ストーリーをどのように作っていくか、成果を出すためのポイント等について50分程お話をいただきました。
・研究会メンバー自己紹介
今回のマーケティングシステム研究会~MA編~は30名ほどの皆さんに登録をいただきました。第一回目の研究会は若干名の欠席がありましたが、ほぼ全員の28名が参加されました。会社名、お名前、所属と担当、本研究会への参加目的について各人1-2分で自己紹介をしてもらいました。
・ワークショップ&ディスカッション
第一回のワークショップ&ディスカッションのテーマを「これまでのMAの経験値」としました。MAをすでに活用されている方、これからMAの情報収集をしようと考えられている方を混ぜこぜにして5つのチームをつくり、各人のMAへの取り組みのフェイズと経験している課題について意見交換をしてもらいました。皆さんのお話をうかがった印象ですが、実はすでにほとんどの会社に何かしらのMAソリューションが導入されており、「活用できているか」そこに深い課題があるようです。マーケティングシステム研究会の動機も「導入と運用」にありますので、ここは今後掘り下げていく必要があると感じています。時間は20分程度しか取れませんでしたが有意義な意見交換でした。
・サブリーダー指名、次回以降研究会について
マーケティングシステム研究会サブリーダーとしてTIS株式会社の加藤さん、株式会社東京商工リサーチの堀さんを指名させていただきました。また次回の研究会についてです。次回の研究会は7月25日にセールスフォース・ドットコムさんでおこないます。セールスフォース・ドットコムの方にBtoBとBtoCのMAについてお話しいただきます。戦略、運用、体制などの広い視点から、ぜひ質疑と意見交換をしてもらえればと思います。
最後になりますが、会場をお借しいただいたNTTコミュニケーションズさんありがとうございました。またお手伝いいただいている事務局の皆さんもありがとうございます。研究会7リーダーの石田でした。