日本データマネージメント・コンソーシアム

研究会

6 非財務(ESG)データのマネジメント(サステナビリティデータ活用)研究会_FY24

 概要

2050年のネットゼロ達成に向け、ESG投資加速と共に、欧州では企業サステナビリティ報告指令(Corporate Sustainability Reporting Directive:CSRD)により、サステナビリティ報告を財務報告レベルにしていくことやデータタグ付けなどが求められています。
企業においてそれらのデータ公開に関する課題や課題解決に関する研究、そして、成果の共有と普及活動を行う研究会です。

 目的とゴール

目的は、非財務情報開示を担当する実務者とデータを扱うデータサイエンティスト、ITエンジニアにとって、非財務情報(サステナビリティ情報)をデータガバナンスを軸に活用し企業価値向上に活かすことを目的とする。ゴールは、非財務情報を活用し、企業の価値向上につなげること。

 活動内容

昨年度(FY23)は、価値創造モデルや、財務・非財務分析を実践している企業を、先行研究から学んだ。また、参加企業においてデータ公開に関する課題をヒアリングとアンケート調査で分析したので、今年度は、課題解決に向けて、データマネジメントが、ESG業務担当者とITシステム担当者の共通言語化になる取り組みを推進する。本研究会を通して相関分析などを実施し、非財務情報の開示が進むと面(地域など)での新規の価値が生まれてくる可能性(例:共同配送など)を探る。

 アウトプット

現状課題を整理し、課題解決の方法をホワイトペーパーにまとめ発信する。

 参加対象者

・経営企画部門など、非財務情報開示に関心を持つ実務担当者、ビジネスリーダー ​
・データ利活用を含めたSXを推進しようと考えているデータサイエンティスト

 開催頻度と形式

・月1回程度
・メインはオンライン、適宜リアル

 難易度

(〇)初級 (〇)中級 ( )上級
非財務の実務担当者にとっては非財務の課題軸では専門性が高いが、データガバナンスは難しいという声がある。一方、データガバナンスを専門にする方は、非財務の価値や規制などコンテンツ情報については専門的知見が無い場合がある。そのため、双方が共通言語として非財務とデータガバナンスを互いに理解できるように進めている。

 リーダー(L)・サブリーダー(S)

L:永野友子 (富士通株式会社)
S:調整中

 備考(リーダーからのメッセージ)

FY23は、初年度であったが、予定していた2か月に1度の開催予定が、参加者の意欲により月1回の開始となった。実際に、非財務の情報開示の実務担当者と、データサイエンティストが議論をすることで、互いの見えないところが見えてきたという参加者の声や、社内に持ち帰る気づきがあったという声も頂いている。ぜひ、関心や悩みをを持つ前向きな方と一緒に研究を進めていきたい。

ご参考
2024/3/8実施「データマネジメント2024」セッションにて研究会紹介アーカイブ

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