JDMCエンジニアの会の今年度の目標の一つは、「エンジニアの技術力を活かしてビジネス課題の解決策を提案し、エンジニアとしての価値に磨きをかけよう」です。 5月度はその講義編として、株式会社ディジタルグロースアカデミア 代表取締役社長(株式会社チェンジ 執行役員)の高橋範光氏をお招きしました。講義と質疑の2時間半です。大いに研鑽しましょう。
テーマ・概要
「意思決定者を魅了するデータ分析の秘訣」
日本でもデータ分析の重要性や、データサイエンスの重要性が話題となってからもうすぐ10年が経とうとしている。使いやすいBIツールやオープンデータも普及し、PoC(概念実証)から始めようという掛け声もそこかしこで聞こえてくる一方で、データ分析が浸透する気配がなかなか見えてこないのも実情といえる。その理由の1つとして、データ分析が意思決定者層にうまく刺さらないという理由が挙げられる。これは、データ分析プロジェクトの提案時に押さえるべき点や成果の魅せ方によって改善できるポイントである。本講義では、データ分析プロジェクトを進める上で意思決定者層への理解を深め、企業に深く浸透させるために抑えるべき点を実プロジェクトのケースを踏まえつつ解説していく。また、講義後半では参加者からの質疑応答も交え、今後の活用促進につなげていく。
主なトピック
- データ分析プロジェクトの進め方と成果創出のポイント
~顧客と事前に押さえておくべき点 - プロジェクトにおけるBIツールの使い方
~顧客を巻き込み、データマネジメントの時間を稼ぐ - KPIを再設計/提案する重要性
~徹底的な顧客視点でKPIを再設計する - 意思決定者に刺さるポイントとは
~分析結果の精度より、実際の事象をベースにした検証 - 企画/提案時に必要なドメイン知識
~現場観察から得られる活用方法の提案の重要性 - 質疑応答
ゲスト講師
高橋 範光 株式会社ディジタルグロースアカデミア 代表取締役社長
(株式会社チェンジ 執行役員)
アクセンチュア マネージャーを経て、2005年に株式会社チェンジに入社。2013年、データサイエンティスト育成事業を開始するとともに、自身も製造業、社会インフラ、公共、保険、販売会社などのデータサイエンス案件を担当。その後はAI開発やDXコンサル案件を回しつつ、デジタル人材育成事業を拡大。現在は、2021年4月に設立した、KDDIとの合弁会社ディジタルグロースアカデミアの代表取締役社長として、デジタル人財育成事業のさらなる拡大を目指す。(一社)データサイエンティスト協会 スキル定義委員、(一社)オープンガバメント・コンソーシアム 理事などを務める。著書に「道具としてのビッグデータ」(2015 日本実業出版社)がある。 |
<司会進行;エンジニアの会リーダー>
山田文彦 東京海上日動システムズ デジタルイノベーション推進部長
寺内 潤 Q’sfix デジタルビジネスイノベーションセンター スペシャリスト
峯岸 勇 Yellowfin Japan, Director of Partner Alliance
開催日:
2021年5月31日(月)17:00~19:30(16:45~オープンします、5分前迄にはお入りください)
Zoomミーティングを利用します。URLは別途お送りします。
対象:
エンジニアの会メンバー、
実践CRMメンバー
一部招待