マーケティングの重要性が益々高まっています。業種のボーダレス化が進み、マーケターのみならず、様々なビジネスパーソンに「マーケティング的な思考」が求められています。勘や経験ではなく、具体的なデータに基づいたアプローチが必要とされる時代です。また、市場や生活のデジタル化によって、その方法論は実に多様です。基礎の基礎からマーケティングを学びたい、デジタル時代の新手法を知りたい、効果的なマーケティングを行いたい、企業の最新事例を知りたい、顧客との関係性を強化したい、など様々な課題に取り組んでゆきます。
昨年に引き続き次の3テーマを設定します。
1-1 CRM研究会 (リーダー:逸見光次郎)
1-2 マーケティングシステム活用研究会(リーダー:石田麻琴)
1-3 AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会(リーダー:佐藤市雄)
3研究会はそれぞれに開催しますが、年度末には報告会を兼ねた合同研究会を実施予定です。
本研究会は昨年度、B2B、B2C、B2B2Cなど、様々な企業のCRM関連業務に携わるメンバーが集まったCRM研究会。「自社のCとは?」「CRMの目的は?」「社内の課題抽出、整理」「データマネジメントの観点からのCRMにおけるPDCA」など、どの企業でも使えるCRMのフレームワークを、データマネジメントの観点から半期5回の中で議論/研究してきました。ここで得た成果を基本として、今年度は、CJM(カスタマージャーニーマップ)や、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)など、顧客起点のデータをマネジメントするフレームワークを作成します。
■リーダー(L)とサブリーダー(S)
(L) 逸見 光次郎(オムニチャネルコンサルタント)
(S) 武藤 奈緒子(みずほ銀行)
(S) 星 祐輝(三越伊勢丹)
■対象
・CRMに関わる方(BtoC、BtoB問わず)
・顧客行動をデータで可視化したい方
・顧客起点の戦略を立案する立場の方
・顧客理解をデータで深めたい方 など
■開催の頻度
月1~2回
■難易度
(○)初級 ( )中級 ( )上級
■目標ゴール
参加企業各社が自身のCを明確にし、顧客起点のCJMやSTPをデータマネジメントの視点で作成できる状態
■アウトプット
CJM(カスタマージャーニーマップ)やSTP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)などのフレームワークの作成
■備考
開催方法は、ZOOMを用いたオンラインで開催。参加者が各自でワークを行い提出をする。ゲストを招聘しての講演も検討。
今年度は「データ活用人材の育成プログラムの作成」を本格的に掘り下げます。ペルソナと人材の到達点を明確にし、そのための「プログラムの立ち位置」や「プログラムに必要なコンテンツ種別」を検討していく。「企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用のできる組織を醸造する」ことを目的に研究会を進めていきたい。
■リーダー(L)とサブリーダー(S)
(L) 石田麻琴(ECマーケティング人財育成)
(S) 堀雄介(東京商工リサーチ)
(S) 仲谷靖洋(アシスト)
(S) 加藤健太郎(デロイトトーマツ)
(S) 岡田優治(アシスト)
■参加対象者
デジタルマーケティングの部門を社内で組織し、社内での人材育成に取り組んでいる企業、担当者の方。
■開催の頻度
基本的に月1回
■難易度
(●)初級 (●)中級 ( )上級
■目標ゴール
企業におけるデータ活用人材を育成して、データ活用のできる組織を醸造する
■アウトプット
データ活用人材の育成プログラムの作成
■備考
「マーケティングシステム活用研究会」はマーケティングシステムを活用するための課題を研究会する会であり、マーケティングシステムの機能比較をする研究会ではありません。
デジタル経済の加速による、かつてないデータの拡大、活用幅の拡大に伴う課題や今後のビジネス拡大のための着眼点についてコンプライアンスの観点からディスカッションする。初年度で整理したデータ活用のポイントを深堀りし、より実践的な研究を行うとともに、AI・データにおける倫理についての研究を行う。
■リーダー(L)とサブリーダー(S)
(L) 佐藤市雄(SBIホールディングス)
(S) 安井秀一(日本電気)
(S) 神嶌潔(マクニカネットワークス)
■参加対象者
・AI・データの利活用、パーソナルデータ活用、外部データ活用、データエクスチェンジを初めようとする方、推進中、実施中の方、興味がある、重要だと考える方
・AI・データについての契約・コンプライアンス・個人情報保護に悩んでいる実務者、法務担当者、一緒に研究いただける法務関係者
・AI・データにおける倫理について興味のある方
■開催の頻度
基本的に月1回
■難易度
(●)初級 (●)中級 ( )上級
■目標ゴール
AI・データの倫理について検討
AI・データ活用についての実践的研究とフレームや手引書といったアウトプットの作成
■アウトプット
AI・データの倫理についての提言や手引書
AI・データ活用についてのフレームや手引書
■備考
研究会では、法令やガイドラインで既に決まっている内容を勉強するのではなく、活用するための実践や気をつけるべき倫理について、実務に沿って議論していく