日本データマネージメント・コンソーシアム

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第6回JDMCユーザー会『組織で取り組むデータ利活用の勘所』に参加して

(株)HGSTジャパン 小杉 潔

弊社では8年前よりHDD製造に於けるデータマイニング利用をプロジェクトとして開始、1年半前には正式な組織としてデータアナリティクス部へ発展し、現在に至っております。思えば経験は積んで来たのですが、まだまだ日々悩み事があります。今回 『組織で取り組む』というタイトルを見つけ、大きな期待を持ってユーザー会に参加させて頂きました。


 

オージス総研 小林祐介氏の豊富な経験に裏打ちされた淀みない講義には、まさに私の求めていた悩み事解決のヒントが各所に散りばめられており、大変有意義なセミナーでした。「なるほど」と思わせるポイントが次々と飛び出し、小林氏の百戦錬磨のご様子がひしひしと伝わってきました。同時に、問題を持っているのは自分だけでは無かったという安堵の気持ちと、するべきことが炙りだされて来た事は大収穫でした。
 
-適正な目的設定
-丁寧な問題理解→要件設定(コンサル)
-組織枠を超えたチームワーク
 
つまり基本を常に忘れずに、と言う事でした。
 
『組織』という部分に関しては、インフラをサポートする【IT組織】、ユーザーの立場で間をとりもつ【アナリティクス組織】 そして【エンドユーザー組織】の3つの協調・バランスが必要というメッセージであったかと思います。自分としてはエンドユーザーに於ける問題点の聞き込みが甘かったと反省をし、即日対応を開始しました。
 
一方で、データ利活用をしたいのだが・・と言うスタート前の質問が複数出ていたかと思います。
『ビジネスに有益なのか?』
『(大きな)ROIを得られるのか?』
『何を解析すれば良いのか?』
 
外資系企業に永年勤めて来た経験を元に会場でも申し上げましたが、セミナーに参加されている時点で皆さんはやる気満々でいらっしゃるのだと思います。ならば、『まずはやってみる』事が、停滞感のある今の我々に最も必要な事だと思います。解決したい目的がハッキリしている事が最重要ですが、パソコン1台のスモールスタートでも可能です。フリーツール、成功事例、ベンダー殿のサポートと環境は揃っています。エクゼクティブの皆様には『やってみなはれ』とひとこと言って頂ければと存じます。
 
小林氏のパッケージは大変よくまとめられており、感銘を受けました。日経コンピューターに連載をされたとの事で、是非そちらも参考にさせて頂こうと思います。今後もデータ利活用のエバンジェリストとして各方面でご活躍を期待しております。
 
今回は大変貴重な講演をありがとう御座いました。
 
※第6回ユーザー会実施概要
https://japan-dmc.org/?p=5628
 
※写真は会場ランドスケイプ社入り口と懇親会の様子

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