昨年、JDMCは環境省からの依頼を受けてデータマネジメントポリシーに対するコメントとレビューを行いました(ニュースリリースをご参照) その後、行政のデータマネジメントの取組みについて、大きな一歩が踏み出されました。その全体像を、デジタル庁プロジェクトマネージャー 柴田利則氏にご講演いただきます。テーマは、「これからの行政に必要なデータマネジメントとは」です。民間企業においても参考になるものです。配信スタジオから生中継します。質疑時間も予定しました。視聴者とインタラクティブに進めたいと思います。奮ってご参加ください。全体進行は、JDMC事務局長 大西浩史です。
■講演概要
政府関連の情報システムは、昨今の新型コロナウィルス感染症への対応において、残念なことに「デジタル敗戦」という不名誉な評価を国民の皆様からいただきました。データが使えない、繋がらない、対応が遅い、トラブルの発生、など、急に発生した異常事態に対して、対応も後手後手に回り、培ってきたIT技術を有効に活用することはできませんでした。そのような状況はコロナ禍以前から予想できたことであり、改善に努めつつも十分な成果を発揮することはできませんでした。データに関連する事象も多く、改めてデータマネジメントの重要性を認識することとなりました。
本講演では、2019年より政府CIO補佐官チームによるデータマネジメントタスクフォースで進めてきた政府情報システム全体の底上げ、つまり、繋がるシステムを作る、品質の良いシステムを作る、データの利活用を大きく前進させる、といった課題について、その立ち上げから現在に至る活動と成果を紹介します。また、2021年3月にデジタルガバメント推進標準ガイドライン群としてリリースした「データマネジメント実践ガイドブック」を紹介します。政府内(環境省)での先行導入から作られた当ガイドブックは、国の行政機関をはじめ、地方公共団体や民間企業に対して、実践的なデータマネジメントのプロセスを提供するものになっています。データマネジメントは地道なボトムからの活動ですが、IT戦略やデータ戦略からのトップダウンとは、両輪。両方が揃って初めて、「デジタル敗戦」ではなく、「デジタル勝者」になれるものと確信しています。
<主なトピックス>
・そもそもなぜ行政にデータマネジメントが必要と思ったのか
・政府情報システムの現状と課題
・データマネジメントタスクフォースの活動と成果
・データマネジメント実践ガイドブックの紹介
実施概要
■日 時:2022年9月21日(水)17:30~18:50 /Vimeo
■形 式:配信スタジオからライブ配信します
■進 行:
17:30-17:40 (10) | ご挨拶と趣旨説明
JDMC事務局長・理事(株式会社リアライズ代表取締役) |
17:40-18:30(50) | 講演「これからの行政に必要なデータマネジメントとは」 デジタル庁プロジェクトマネージャー 柴田 利則氏 (しばた・としのり)2019年より政府CIO補佐官。現在はデジタル庁プロジェクトマネージャー、厚生労働省デジタル統括アドバイザー。ITメーカーにてシステム開発30年以上、金融系大規模システム他多数 |
18:30-18:50 (20) | 質疑応答 |
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