2015年11月12日に日本データマネジメントコンソーシアムが主催するCDOカンファレンス 2015〜デジタルビジネス時代を切り開く〜が開催されました。デジタルビジネスやCDOに興味を持つ250名以上の方々が集ったイベントについてレポートする。
寺澤氏によるナビゲーションから
本イベントのスタートはデータキュレーション株式会社代表取締役でヒューマンアカデミービジネススクールのe-Strategy教員も務める寺澤慎祐氏から始まった。ナビゲーターである寺澤氏は本イベントの主旨について簡単に説明した。
なぜ、今デジタルビジネスなのか?
CDOとは何なのか?どんな役割なのか?
デジタルビジネスによる創造的破壊とは何なのか?
という問題提起とこのイベントの位置づけや参加者のマインドセットを行った。
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コニカミノルタ社 山名社長の基調講演
午前中の基調講演にはコニカミノルタ社の山名昌衛氏が登壇した。コニカミノルタがデジタルビジネスの時代をどう切り開いているのかについて紹介した。
山名氏はシリコンバレーなどの米国の最新事情の紹介から、自社の事業統合とトランスフォームの重要性を説いた。会社が生き残るために既存ビジネスを創造的破壊しなければならず、会社をトランスフォームするのは当たり前だとして、どうトランスフォームするかがポイントである。そのポイントは企業の体質改善であり体質改善するためにはカルチャーの醸成が重要だということだった。データの活用やテクノロジー、イノベーションなどは企業にとって重要ではあるが、それを重要なこととして常に変化して成長し続けるカルチャーを作ることが一番大切であることを紹介した。
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基調講演に続くプログラムは以下の内容で実施された。
【Session 1 】ドーモ株式会社
「データドリブン文化の醸成におけるCDO(チーフ・データ・オフィサー)の役割とは」 (取材記事はこちら)
シニアソリューションコンサルタント
奥野和弘氏
【Session 2】日本テラデータ株式会社
「データ経営”を実践している先進事例とそのビジネスとは?」 (取材記事はこちら)
コーポレート・エバンジェリスト/
エグゼクティブ・コンサルタント 金井啓一氏
【基調講演2】 日本取引所
「日本取引所グループにおけるデータマネジメントの取組みについて」
株式会社東京証券取引所
IT開発部 情報システム部長 坂本忍氏
【Session03】株式会社リアライズ
「全社横断的にデータマネジメントを推進するためのC△Oに期待する役割」
ソリューション開発部 部長 兼 マーケティング・営業部 部長
櫻井崇氏
【Session04】トレードシフトジャパン株式会社
50万社のビジネスで見えたデジタル・ディスラプション時代の収益戦略 (取材記事はこちら)
ゼネラルマネジャー
菊池孝明氏
【パネルディスカッション】データ爆発に備えるチーフ・データ・オフィサーの役割とは?
パネリスト
●株式会社トライアルカンパニー グループCIO 西川晋二氏
●内閣官房 情報通信技術総合戦略室 政府CIO補佐官 會田信弘氏
●株式会社リアライズ 代表取締役社長 大西浩史氏(JDMC発起人)
●シスコシステムズ合同会社 サービスセールス ビジネスディベロップメントマネージャー 矢島伸一氏
●SBIホールディングス株式会社 社長室ビッグデータ担当 マネジャー 佐藤市雄氏
モデレーター
●データキュレーション株式会社 代表取締役 ヒューマンアカデミービジネススクール eストラテジー教員 寺澤慎祐氏