日本データマネージメント・コンソーシアム

第52回定例セミナー・オンライン、~「ITアーキテクチャのセオリー、講義と対談」

■配信日:2020年9月10日(木)15:00-16:30

■テーマ:
「ITアーキテクチャのセオリー、講義と対談」

巨大化、複雑化した基幹系システムを、どのように再構築すれば良いのか、課題をかかえる企業が多いのではないでしょうか。長く使えるシステムを構築するには、ITアーキテクチャ(構造)のセオリーが最も重要であると、中山氏は長年主張し、そのお手本を都市計画に見出します。

都市は、都市計画法によって利便性や景観などの秩序が守れています。その責任の所在も、国や地方行政など、明確です。 企業システムの世界ではどうでしょうか。未だこれに相当する緻密なルールが存在せず、責任の所在も曖昧です。

ITアーキテクチャの将来図をどう描いて、新システムへ移行させればよいのか。様々なアーキテクチャーがある中で、中山氏が提唱するのは、「データセントリックな適材適所のアーキテクチャ」です。適材適所、必要以上に大きな構造はつくらない考えです。 50分の講義で、中山氏の著書『ITアーキテクチャのセオリー』(2018、リックテレコム社)の概要が学べます。 ぜひご視聴ください。 

講義後、更に理解が深まる対談を40分予定します。聞き手は、JDMCカンファレンス2018でご講演いただいた、元クックパッドの中野 仁氏です。長年、企業システム企画導入に関わっておられる中野さんのコメントもお楽しみに。

■プログラム

(敬称略)

■講義(50分)

中山嘉之 株式会社アイ・ティ・イノベーション シニアコンサルタント

(なかやまよしゆき)1982年より協和発酵工業(現、協和発酵キリン)情報システム部で30年間社内システムの構築に携わる。メインフレーム~オープン~クラウドとプラットフォームが変遷する中、14の社内アプリ構築でDBモデラー兼PMを務める。2005年~は部門長兼ITアーキテクトとして活動し、2010年にエンタープライズ・データHubを中核とする疎結合アーキテクチャの完成に至る。2013年1月よりアイ・ティ・イノベーションにてコンサルティング活動を開始し、同年7月よりビジネステクノロジー戦略部を立ち上げる。近年、スパゲッティ&サイロ化した巨大システムを美しく整理されたデータ環境に徐々に移行してゆくモダナイゼーション手法を確立。既存システムの運用を妨げることなく緩やかに移行する様は現代の都市計画に酷似。仕事のモットーは”直観を大切にしたアーキテクトたれ”。これからもユーザ企業目線を大切にし、ベンダー中立にこだわり続ける。 ※写真左

■対談(40分)

<聞き手>

中野 仁
(なかのひとし)国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍する。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。 Twitterアカウント こちらへ(https://twitter.com/Jin_AnityA) ※写真右

■こちらでご視聴ください。

https://youtu.be/DzRBPXymd3s

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