安藤 綾香(オーケー株式会社)
2022年1月13日、JDMCエンジニアの会「可視化編」が開催されました。今回はYellowfin社にご協力いただき、セルフサービスBIと基盤構築について講義とハンズオンを実施しました。
講義では、Yellowfinはデータをすべての人に使ってもらいたいという考え方のもと、セルフサービスでデータ分析ができる仕組みを提供しているということを学びました。そうすることで全社員が何かしらの意思決定やアクションが取れるため、組織がはるかに成功するからです。そのためにはIT部門だけでなく業務部門でも使えるようUIが比較的シンプルで工夫されていました。
Yellowfinの考え方は私自身もまさに同じ考え方で共感ができました。弊社は小売業のため業務部門はPCに触れる機会が少なく店舗など現場に出ていることが多いです。そんなPCに触れる機会が少ない方でも比較的簡単に操作して見たいデータがすぐに見られそうかどうか、という観点で受講いたしました。
ハンズオンでは、レポート作成とNLQ利用を実施しました。まずレポート作成では、見たいデータの項目はドラッグアンドドロップで直感的な操作ができるところは、スピード感のある分析ができてよかったです。ただし条件付き書式や数式の追加などは多少操作が多く、そこはレクチャーが必要な印象でした。
次にNLQ利用についてです。NLQとは自然言語クエリともいい、Natural Language Queryの略です。具体的にはユーザーが普段誰かと会話するような日常的な言語を使ってBIプラットフォームにあるデータについて質問し、意思決定に必要なデータを見つけることができる機能です。
YellowfinではユーザーからYellowfinへの質問形式で検索条件を入力していきデータを取得する形式で、Yellowfinからの回答形式もシンプルで見やすくよかったです。検索条件は、何の項目を、どれくらいの期間、どのように表示するのか、が最低限必要でした。
総括として、簡単なデータ検索においてはPCに触れる機会が少ない業務部門の方でも最低限のレクチャーで使いこなせるようになると感じたので、私の今回の受講観点を満たしていると思いました。
現在私は、EUC推進としてRPAツールやノーコードWEBアプリ作成ツールを業務部門に推進しています。今後はBIツールも業務部門の皆さまにスムーズに利用できるよう推進していきます。この回は推進イメージを考えさせられる回でもありました。
今後も引き続きエンジニアの会でBIツールなどに触れられることを楽しみにしています。
この度は誠にありがとうございました。
<主な参加者アンケート>
- 製品の特長かもしれませんが、非常にわかりやすい内容でした。NLQについては既にここまでできるようになっているのだなと驚きました。
- 講義とハンズオンありがとうございました。普段は業務上データ活用や分析を行わないので、学びを得るために参加させていただきました。私のようなものにはNQLは非常に使いやすいものだと感じました。ハンズオンの内容は理解できましたが、Yellowfinには他にも数多の機能があるようですから、それを学び理解するにはどのくらい時間が必要なのだろう・・・と思い、BIへの壁を感じました。JDMCのこういった学びの機会を活用し少しずつ学んでいこうと思います。
- 難易度などはちょうど良かったと思います。質疑でも正直ベースのご回答などが得られて学びになりました。時間的にハンズオンの中での実施は厳しいと思いますが、初心者が利用中につまづきやすい点や、ある程度熟練してくるとぶつかりやすい壁なども共有いただけると、サービスの全体像が描きやすくなるかなと思いました。
- Yellowfinではただデータを可視化するだけではなく、自動でインサイトを提供したり、プレゼンテーション作成ができたりと、様々な機能を持っていることを知ることができました。BIツール選定の際には、各製品がどのような機能を持っているかを知ることが重要だと感じました。
- 気になっていたYellowfinのハンズオンができたので良かったです。データの取り込みの部分からハンズオンできるとさらに良かったと思います。
- インサイトやNQLは使いやすく便利で、データの扱いにあまり馴染みのない人にもおすすめしやすい印象でした。
- 講義とハンズオンの時間バランスが良く、あっという間に時間が経過したように感じられました。ハンズオン後の質問に対して、製品画面の遷移を紹介しながら話されていたので、実際に導入したときの操作イメージを掴む事が出来ました。
- 前半の解説部分のみ視聴しました。 多数あるBIツールの中の一つという印象でした。
- わかりやすかった
- Yellowfinがいかにユーザーフレンドリーに作られているかが理解できました。まさに「データの民主化」を実現する会社という印象を持ちました。 他の参加者様が仰っていた事ですが、アンケートのような定性データ分析は、切り分け方、意味の読み取り(前後の文脈、意図の推測)が重要なためBIツールでは難しいように思いました。昨今マーケティングでアンケート収集が活発になっているように感じますので、訂正データのインサイトは研究の余地があるのかもしれないなと考えました。 本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。